タイヤ:クロスクライメート ミシュラン
当店(愛知県南部)は、比較的温暖な地域で、雪が降ったり積もったりすることは、1年に1、2度程度です。
実際、昨冬は降雪は0回でした。
スノーレジャーで使われる方はともかく、通勤や日常用途などでスタッドレスタイヤを購入されるか、悩まれる方が多い土地柄なのです。
そのような方向けなのでしょうが、最近、グッドイヤーやミシュランから、オールシーズンタイヤが発売されています。
ただ、カタログを見ても、高速道路冬用タイヤ規制時の使用基準を満たしたタイヤで、雪道走行はできるものの、凍結路面(アイスバーン)での使用はお勧めしません、などの文言があり、中途半端な印象もぬぐえません。
ただ、軽い積雪路面などで十分使用できるようであれば、夏冬2セットのタイヤを持つ必要がないことは大きなメリット。
本当にお客様にオススメできる商品か、まずは自分で試してみることにしました。
選んだタイヤはミシュランのクロスクライメートプラス。タイヤサイズによって、プラス表記のあるものとないものがあります。
なかなか個性的なパターンです。回転方向があるので、注意して取り付けます。
回転方向がわかりやすいようにするためでしょうか、白いラインが印刷されていました(ただし、昨年製造のタイヤが1本混ざっていて、こちらには印刷されていませんでした)
オールシーズンタイヤとしての、M+S表記以外に、スノーフレークマーク(スノータイヤとして冬道性能の高いタイヤであることを示す)もプリントされています。
履き替え前のタイヤは、同じミシュランのプライマシー3。ほぼボウズ状態です。
高度計で測定すると、ゴムの硬さは夏タイヤとほぼ同等です。比較すると、スタッドレスタイヤはかなり柔らかく作られています。
また、スリップサイン(残り溝が1.6mm以下になったことを示す印)はあるものの、スタッドレスタイヤのようにプラットホーム(残り溝が50%以下になったことを示す印で、冬用タイヤとしての使用限度の目安となります)はありませんでした。
このことからも、あくまでベースは夏タイヤだということが分かりますね。
実際走った印象ですが、特殊なパターンで気になっていた騒音はあまり気になりませんでした。
走行安定性やハンドル操作性などは、プライマシー3の方が優れていたように思いますが、夏タイヤとして十分快適な範囲かと思います。少なくとも、スタッドレスタイヤのような印象は全くありませんでした。
ライフ性能は高いとのことですが、これは実際に距離を走らないと分かりませんね。
肝心の積雪路面での性能は、、、半年後に確認することになりそうです。
その時また、ご報告しますね。