修理:アイドリング不安定 スズキ スイフト
アイドリングが不安定で、回転が周期的に高低を繰り返すとのことで入庫。
エンジンをかけ、お聞きした通りの症状を確認できました。
アイドリングの回転の上下に合わせ、マグネットクラッチもカチカチとオンオフを繰り返し、ラジエータファンが回っていないことから、ファンモータ不良と判断。
ヒューズも切れていたことから、まずはモーターを交換する必要があることを説明しました。
アイドリング不安定の原因は、クーラーオン状態で、
コンプレッサ作動→アイドルアップ制御でアイドリング回転が上昇→ラジエータファンが回らずコンデンサで冷媒温度を下げられない→冷媒圧力が高くなりすぎ安全装置作動→コンプレッサ停止→アイドリング回転を下げる→ほどなく圧力下がってきてサイドコンプレッサ作動→振り出しに戻る
のサイクルでアイドリングが上下していたためです。
外したラジエータファンモータです。
ファンモータの内側。熱で溶けてしまい、ぶらぶら状態でした。
モーターがロックした状態で通電が続き、発熱で溶けてしまったのでしょうか?
ヒューズがすぐには切れなかったのかもしれませんね。
モーター交換後、アイドリングは正常に戻り、クーラーも効くようになりました。
このまま走行を続け、オーバーヒートしていたら大変でしたので、早めに気づかれて良かったです。