修理 警告灯複数点灯・始動せず(ホンダ フィットHV)
エンジンがかからず、ブレーキやパワステの警告灯が点灯、エンジンルームからカチカチ音がして電源を切ることもできないとの事。お出かけ先の駐車場でのことだったため、まずは現地へ向かいました。
早速症状を確認すると、プッシュボタンを押しても反応せず、1〜2秒をかけ周期的に電源が入ったり切れたりしています。
このお車はハイブリッド車なのですが、システムを立ち上げる電源のトラブルと判断、外部から12Vバッテリーを接続してみると、無事走行できるようになりました。
新車からの12Vバッテリーが付いていたため、交換、無事に修理完了です。
ハイブリッド車には、2つの異なるバッテリーが搭載されています。そのうち、大きなバッテリーは走行するエネルギーを供給するためのもので、劣化してエラーを出さない限り交換不要です。
一方、小さなバッテリーは、通常のエンジン車についているものと同じで12Vバッテリー。ナビやパワーウィンドウなどの電装品を動作させるほか、車の中に搭載されているコンピュータを動作させる電源として使われます。
そのため、12Vバッテリーが劣化すると、コンピュータを立ち上げることができなかったり動作が不安定となるため、始動しなかったり、様々な警告灯を点灯させる原因となります。
通常のガソリン車より交換時期は長くなりますが、やはり定期的な交換が必要です。
使用状況にもよりますが、だいたい、5〜6年程度で劣化してくる事が多いですね。