修理:走行中、ガタガタと音がして振動することがある(トヨタ プリウスアルファ)
走行中、時々、車両左の方からガタガタと音がして振動することがあり、それがだんだんひどくなってきた、との事。
お預かりしてテスト走行してみると、確かに症状が出ます。
これ、ハイブリッド車特有の症状なのですが、モーター走行→エンジン始動時に、スムーズにエンジンが始動してトルクがかからないと、変速機がガタつくというもの。
初代プリウスから、走行距離の増えた車両によくあるものです。
ただ、このガタガタ、結構大きな音と振動が出ますので、お客様は、びっくりしますし、不安にもなってしまいます。
原因は、エンジンの吸気側に堆積したスス。これが、噴射された燃料を吸着してしまい、薄くなった燃料ではエンジンがスムーズに始動・回転しないため、変速機で歯車がガタガタ暴れてしまうのです。
早速、分解して掃除することに。
吸気側をみてみると、、、
結構汚れてますね。早速掃除していきます。
インマニ側も、カーボンとブローバイオイルで汚れていますので、掃除してあげます。
もちろん、スロットルバルブもそうじして、元通りに組み付けていきます。
コンピュータの学習値をクリアして、テスト走行し、納車させていただきました。
その後数日してからお客様に確認しましたが、ガタガタは発生しなくなったとのこと。良かった良かった。