ウィンチの動作不良 ダイハツ タントスローパー

ウィンチの動作不良 ダイハツ タントスローパー

車いすに乗ったままで車両後方から乗降できるスローパー。
車いすの固定用ベルトを巻き上げるウィンチがついています。
このウィンチが巻き上げ時に完全に固定できず、微妙に緩んでしまうとのことで入庫しました。
故障の可能性があり、かつ交換部品として供給されているものとして、
・制御コンピュータ
・ウィンチ
・ウィンチ内の電気式クラッチ
がありました。
今回のお車は、制御コンピュータにエラー情報が入っていて、整備書の記載通りに診断を進めるとコンピュータ交換になってしまうのですが、機械的な不良が疑われる動作だったため、それも違う気がして、ウィンチをバラしてみました。
ウィンチ内には、ベルトが戻らないようにする固定部品として、電気式クラッチと機械式のワンウェイクラッチがありました。
電気式クラッチのクラッチ板の動きが、途中で引っかかるように動いていたのですが、ここは大丈夫だろうと判断、ワンウェイクラッチの方の歯車を止めている爪の軸が削れて引っかかり気味だったのが理由だろうと診断しました。
ただ、この部分、渦巻式のバネの奥に組み込んであって、分解はできるものの、再組み立てが難しいのです。
結局ウィンチの交換となりましたが、無事正常動作するようになり、お返しすることができました。

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