OBD車検と情報管理手数料
当店で車検整備させていただくお車は、検査の際、スキャンツールを接続して、故障コードの有無を確認しています。
最近のお車は、複数のコンピュータが搭載されており、様々な制御を行うとともに、センサなどに不具合がないか監視しています。
深刻なトラブルが発生した場合には、メーター内にある警告灯を点灯させ、ドライバーに知らせるようになっています。
ただ、軽微なトラブルや一時的な異常の場合、警告灯が点かないこともあるのですが、そういう情報もコンピュータ上に記録されています。
せっかく車検でお車をお預かりするのですから、念の為の確認をさせていただいています。
実際、故障コードを確認することで、不具合を早期に発見できることもありますので、有効な検査だと思っています。
センサの故障以外に、バッテリーの劣化などを記憶する車両もあります。
さて、「OBD車検」という言葉をご存知でしょうか?
車検の際、ご説明したような検査を車検時に義務化し、3年後(輸入車は4年後)から実施されるものです。
今年の10月からは、プレテストとして、車検場に持ち込み検査した車の中から試験運用が始まるようです。
専用の診断機を車両に接続し、故障コードを確認。
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インターネットを介して専用サーバーに接続。
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要整備となる故障コードかないか判定。
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車検合否を判定するとともに情報を保存。
このような流れになるようです。
このシステムの管理維持費用として、技術管理手数料が1台あたり400円、車検時にご負担いただくこととなっています。
今の時代、自動運転につながる技術も次々と取り入れられる中、必要な対策かなぁとも思います。
ただ、この手数料、義務化される3年後からでもなく、今年の10月から、2輪車と特殊自動車を除くすべてのお車が車検の際収める必要があります。
コンピュータなんて載っていない、かなりの旧車のユーザーさんもすべて、です。
正直、なんで?とは思いますが、、、、
収めないことには車検を通せない以上、心苦しいですがご負担をお願いすることとなります。
よろしくご理解くださいませ。
詳しくはこちらのチラシをご覧ください。